この記事で、習得できること
この記事を読むと、「デザインの勉強方法」を習得できます。
- デザイン初心者で、何から勉強すればいいか、わからない…。
- 独学で勉強しているけど、デザイン力に伸び悩んでいる…。
- デザイン本を読んでいるけど、成長できている気がしない…。
…そんな、“疑問や悩みを解決”する記事です。
私自身もこの方法で、「デザイン力」がつきました。また、私がデザイン専門講師をしたとき、学生にやってもらい、実際に「デザイン力が上がった」ことを確認しています。
この勉強・独学は、グラフィックデザインのみならず、Web・プロダクト・インテリア・ファッション・建築デザイン、動画クリエイター、イラストレーターの方などにも、応用して役立ちます!
最後までこの記事を読むと、「デザインの提案力」「表現の振り幅」「プロのデザイナーの姿勢・意識」を身につけられます。
(*プロの“文字組み・レイアウト”の勉強方法を、詳しく知りたい人は、コチラの記事をお読みください)
▲ この動画を見ると、より深く、「デザイン勉強方法」を習得できます◎
「デザイン力の種類」とは
そもそも、「デザイン力の種類」は何があるか、お伝えします。
- 01. 趣味:“遊び”の延長など
- 02. 仕事:“ビジネス”視点など
- 03. 自己:“自分が満足”するため
- 04. 対人:“クライアントが喜ぶ”ため
…このように、大きく分けると、4種類の「デザイン力」があります。
デザイン勉強、外せない視点
その上で、あなたが“真のデザイン力”をつけたい場合、「02. 仕事」「04. 対人」の視点をもち、実施をすることをオススメします。
つまり、「クライアントワーク」を行う必要がある、ということです。
その理由は、「クライアントさんに向けた、クライアントさんが喜ぶデザイン」を行うことで、
「相手がもとめる要望をくみ取り → デザインの方向性を考え → リサーチをして → 表現に起こし → 提案する」という、「プロのデザイナー」と同じ、「一連の流れを体感・習得」できるからです。
デザイン勉強、初心者のクライアント設定
デザイン勉強・独学には「クライアントワーク」が必要とお伝えしました。
しかし、“クライアントがいない場合”はどうすればいいのでしょうか?
その場合、あなたの身近な「家族・友人・知人」をクライアントに設定し、「その人がやりたいこと」を後押しするデザインをつくり、提案することをオススメします。
例えば、以下のような例です。
- お父さんの「会社ロゴをリデザインする」
- 友だちの「就活用の名刺をデザインする」
- お姉さんの知人の「バイト先のポスターデザインをする」
…このように、「仕事・対人」のデザインづくりを行い、デザイン力をつけましょう。
デザイン勉強、意識すべきこと
「デザイン勉強」における、「デザインづくり」は、とにかく「相手を喜ばすこと」を念頭におきましょう。
「デザイナー」としての“提案姿勢”や“ふるまいかた”、すべての行いで「相手を喜ばせる」ことが、「デザイン力」をつける成長ポイントです。
“自分だけ満足する”、“自分だけの楽しみで終わる”デザインづくりは、デザイン力の成長につながりません。
“自分以外の人”を「クライアント」として、「やりたいことを後押し」するデザインを提案する。そうすると、「デザイン力」を大きく向上できます。
(*参考動画:「デザインの勉強前にやるべきこと。デザイナーを目指す人が、もつべき意識。」)
仕事・対人の「3つのデザイン力」とは
そして、「仕事・対人」にて「相手を喜ばせる力」は、大きく3つあります。
- 01. アプリケーション力:Illustrator・Photoshopなど
- 02. レイアウト力:文字組み・書体選抜など
- 03. 対人との仕事進行力:ふるまい・マナーなど
仕事・対人のデザイン力、勉強方法
01. 「アプリケーション力」の勉強方法
「01. アプリケーション力」は、デザイン制作ツールのIllustrator・Photoshopを操作して、「デザインデータをつくる力」です。
この力は、“自主制作・趣味の範囲”でも身につけることができます。
まず、IllustratorやPhotoshopの基本操作を調べる。
◎ 参考:アドビ公式チュートリアル
・イラストレーター:基本操作の説明
・フォトショップ:基本操作の説明
次に、自分の名前ロゴや名刺デザインなど、“自分がつくりたいものをつくる”。
これが、「アプリケーション力」をつける、オススメの勉強方法です。
(*参考動画:「Illustratorでチラシデザイン、プロのすべての手順。」)
02. 「レイアウト力」の勉強方法
「02. レイアウト力」は、文字をきれいに組む、意図したフォント選抜など、「目的に沿ったデザインをつくる力」です。
この力は、「プロがつくった雑誌の見開きデザイン」を「完璧にトレース」して、「意図を言語化」する勉強方法がオススメです。
まず、「OZmagazin」や「BRUTUS」を用意します。
あなたが「これぐらいのレイアウト力をつけたい!」と感じる、見開きページをスキャンして、パソコンに取り込みます。
Illustrator上で、その見開きページと、「余白サイズ・文字サイズ・写真サイズ」が全く同じになるように、「テキスト要素・画像要素」をレイアウトします。
次に、「フォント種類」が同じになるように選抜します。
その次に、「配色」が同じになるように、CMYK値を選抜します。そして、
- なぜ、「この要素は、このサイズ」なのか?
- なぜ、「この言葉に、このフォントが選ばれている」のか?
- なぜ、「この部分に、この色が選ばれている」のか?
…あなたの「考え・仮説を言語化」して、メモします。
これをくりかえすことで、「プロが行う、レイアウト意図を体感」でき、レイアウト力がつきます。
(*参考動画:「プロの文字組み・レイアウトにする、コツと勉強方法。」)
03. 「対人との仕事進行力」の勉強方法
「03. 仕事進行力」は、「スムーズにデザイン仕事を進め、相手が喜ぶデザイン提案」ができる力です。
例えば、「お父さんの会社ロゴをリデザイン」というクライアントワークの中、以下、「A.〜F.」を意識して進行すれば、この力がつきます。
- A. ヒアリング力:「会社の圧倒的特長」はなにか? きもちよく、ききだす。
- B. コンセプト力:その特長を“一言でいうと”なにか? 「デザインコンセプト」を立てる。
- C. ディレクション力:コンセプトをもとに、「デザイン表現の方向性」を考える。
- D. リサーチ力:方向性にあうデザイン表現を、「デザイン書籍などでリサーチ」する。
- E. デザイン力:コンセプト×リサーチをもとに、「最適なデザイン表現をつくり、検証」する。
- F. プレゼン力:よりよいデザイン判断をしてもらう、「プレゼン・伝えかた」を実施する。
…このように、よりよいデザインには、「相手の要望の汲みとり」「コンセプト立案・リサーチ・制作と検証・プレゼン」が必要です。
これを、「みぢかな人とのクライアントワーク」にて、意識・実施しながら進めると、「対人との仕事進行力」がつきます。
◎ 参考:もっと詳しく、「対人との仕事進行力」をつける方法を知りたい人は、『[新版] デザイナーになる! 伝えるレイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方』(MdN)を読むことをオススメします。
デザイン勉強のやり方、まとめ
「デザイン力」をつける、勉強方法についてまとめます。
まず、“自己完結の趣味”ではなく、「仕事・クライアントワーク」にてデザインをつくりましょう。
そして、家族や友人などを「クライアント」にして、「みぢかな人のやりたいこと」をデザイン提案しましょう。
その「相手が喜ぶデザインづくり」を続けると、デザイン力が上がります。
さらに、「年齢・性別・職種など、いろんなクライアントを設定」する、「ロゴ・名刺・チラシなど、つくるデザイン媒体を変える」ことで、「振り幅あるデザイン力」をつけることができます。
“いいデザイン”の定義はいろいろありますが、どんなシーンでも、「接する人に喜んでいただく」ことが超大事です。
みなさんの「デザイン力」が上がることを、心より願っています。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
▲ この動画を見ると、より深く、「デザイン勉強方法」を習得できます◎